大豆の若葉

今宵、野分の過ぎる頃

「 生 生 流 転 」 大気を潤す水の循環。

葵橋(台風の日の鴨川)

二百十日を過ぎて、時はあやまたず、大きな あめかぜを運んできました。
雲を集めた鴨川の様子は、今宵の野分の大きさを予感させます。
大きな被害の出ませんことを。

( 上流より葵橋方面を望む )   


鴨川の北大路橋(台風の日)


台風の日の鴨川

北大路橋の更にその上(かみ)の山々には
もう、低い雲が 霧雨となっているのでしょう。

「 生 生 流 転 」
風雨の日には、大気を潤す水の循環を感じます。
一粒の水が 川となり 海へと注ぎ、
また大気に還えるさまを
横山大観は描きました。

中国の 「 荘子 」 の逍遥遊篇に登場する
「 鯤 」と「 鵬 」 もまた、水に姿を借りながら、天地の詩をうたっているようです。
私の好きな 物語りです。



ゆば長