ゆば長(京都御所の畔)店舗外観

お店案内

ゆば長の歩み

昭和11年 (1936年) 11月1日 初代が「湯葉政」での修業を了えて 中京区にて「湯葉長」を創業
昭和26年 (1951年) 中京区京都府庁前に移転
昭和29年 (1954年) 北区鴨川葵橋上ルに移転
昭和62年 (1987年) 5月 株式会社 「ゆば長」 として 法人化 創業
平成18年 (2006年) 8月 現在の上京区室町今出川上ルに移転
鴨堤夕照_出雲路橋より葵橋を臨む(写生画)

出雲路橋より葵橋方面を臨む(鴨堤夕照)

右手に移転前のゆば長が所在しました

京都ゆば長の看板

湯葉を作る仕事は決して大きな仕事ではございませんので、初代より家族を中心に店を守ってまいりました。京の町に暮らす私共の日々の姿も、静かにゆったりと流れる時間の中で、それと知らぬ間に移ろいゆきましたが、いつも家業と共にありました。

祖父が修業し、また父が小学校までを過ごした京都御所南の二条間之町(にじょうあいのまち)。二条通りに面して北側の家は、下御霊神社の氏子町。今では見られない往時の町の姿は、薬問屋の並ぶ、とても上品な通りだったと申しております。近くの神農(しんのう)さん(医薬と農業の神様)のお祭りもまた懐かしい想い出。

祖父は創業直前に請われて、東京築地の麩屋さんに「京ゆば」の製造とレンガ釜・湯煎式鍋の作り方をお伝えするため、半年程参りました。余程、良い想い出が多かったのでございましょう、滞在中の話を、楽しそうによく語っておりました。帰京しまして後、中京区四条大宮近くで店を構えました。創業と言いましても、気持ちのいい程何もない、誰の助けも頂かない、一個人からの出発となりました。

その後の府庁前への移転、更に鴨川畔への移転。その間「ゆばを作る」ということは、常に私共の暮らしそのものでございました。また、いつも京都御所の近くを離れずにおりました。「御所で遊ぼ」と言っては、父も私も、子供の頃から遊び親しんだ場所とは申せ、お気に入りの場所はそれぞれに異なります。

京都御所で遊ぶ子供たち(水彩画)ゆば長

現在、当店が所在します、室町通今出川上るは、室町「花の御所」跡でもあり、京都御所、上御霊神社、臨済宗相国寺に近く、歴史的にも文教の地でございます。京都御所の西、及び北に隣接するエリアは、京都御所に物資を納め、また支えてきた家々の町。築山南半町もまた、その一つでございます。

当店より室町通りを南へまいりますと、延喜式内社に名を列ねる、福長神社もございます。今では小さなお社ですが、平安京の宮城内の水を司る、由緒ある神社。

この地で店を守り、ともに歩んでゆきますことを誇りに、私共と一緒に製造に携わり、時に教え、教えられるスタッフともども、日々の勤めに励んでまいりたいと存じます。

三代 長井康裕   

京都御所の建礼門(水彩画)ゆば長の近隣

店舗のご案内

秋の京都ゆば長の店舗(外観と店内の様子)
所在地・御連絡先

〒 602-0034
京都市 上京区 室町通今出川 上る
       築山南半町 244

TEL 075-417-1245
FAX 075-417-1181

E-MAIL info@yubacho.co.jp

営業時間( 店舗の開店時間 )

午前 9時 ~ 午後 4時頃 まで

( 製造は早朝より致しております )

休業日

毎週 日曜日 / ほとんどの土曜日

年末年始・夏季休暇

土曜日もお休みを頂くことが多くなりました。

(土曜日・祝祭日に休業することがございます。更に、諸般の事情によりましては、思いの他にお休みさせて頂くこともございます。
御来店の際には、事前にお問い合わせ下さい。)


お越しの際には(交通手段)

京都ゆば長へのアクセスと近隣地図

交通案内 ( アクセスマップ )

京都市営地下鉄 烏丸線

「 今出川 」駅より 徒歩 3分
( 4番出口をご利用下さい )

市バス・京都バス

「 烏丸今出川 」停留所より 徒歩 3分

京阪電車 鴨東線

「 出町柳 」駅より上記バスをご利用ください

お車でお越しの際には

1~2台の駐車スペースが店舗前にございます


近隣の景観

近隣の景観 京都の鴨川の雪景色 ゆば長近くの鴨川(桜の頃) 京都の鴨川で遊ぶ夏の子供たち(水彩画) 京都御所(ゆば長から近い椋の木陰で) 京都御所の御門

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ゆば長