西村陽甫先生のお花
旧暦の5月を控えて、初夏の花々が今この時を喜ぶように咲いております。
田植えのあとの稲にとっては、五月雨は恵みの雨。
今年の京都の夏も近いと。
未生流の西村陽甫先生が 初夏の花々を
生けてくださいました。
五代清水六兵衛の掛花生けには 杜若を
木村宜正さんの花器には 菖蒲、カラー、
撫子、黄素馨(キソケイ)を。
西村先生の生けてくださる花には、いつも
清々しく 飛び出す程の力に満ちた
花の生命力を感じます。
日々の姿も、かくあるべしと教えて頂いております。
黄素馨は羽衣ジャスミンなどと同じ、木犀科の素馨(ジャスミン)属の仲間。
ジャスミンのような芳香はありませんが、たおやかな美しい姿の花。
素馨(ソケイ)は中国の五代十国時代の美しい少女の名前に由来していると、西村先生に教えて頂きました。
黄色い小さなその花には、どこか親しみを覚える愛らしさがあります。